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エボラ熱出血は風邪薬の予防接種が有効なのか

エボラ熱出血はエボラウイルスに侵されることで発症する急性熱性疾患です。ラッサ熱やマールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱と同じような、ウイルス性出血熱です。発症によって必ずし出血症状が出るということではありません。そのため近頃ではエボラウイルス病と呼ばれることも多くなりました。血液や体液が接触することでヒトからヒトへ感染します。有効なワクチンが開発されていないため、予防接種もなく、発症した時の死亡率も高くなっています。しかしエボラ熱出血を発症した女性に風邪薬を投与したことで完治に向かったというニュースがあり、これによって「風邪薬やインフルエンザの予防接種でエボラ熱出血を予防できたり軽度に抑えることができるのか」という話が出てきました。それがタミフルではないのかという噂もありましたが、タミフルではありません。同じくインフルエンザの予防接種で使われる風邪薬として開発されたものですが、システムも違います。よく知られているタミフルやイナビルがノイラミニダーゼ阻害薬であるのに対し、エボラ熱出血の女性に投与されたのはアビガン錠は、インフルエンザウイルスのもつRNAポリメラーゼを阻害すると同時に複製されることも阻止することで効果を発揮します。タミフルやイナビルのウイルス遊離の抑制によって効果を上げるものとは違います。エボラ熱出血の流行する地域がアフリカなどですので、このための新薬を莫大な金額を掛けて開発することにどこまで採算性が求められるのかの期待値が甚だ低いことから開発が遅れているとも言われています。しかしこのように他の薬の開発の中からヒントがつかめれば、開発もやぶさかではありません。ワクチンができる日も近いと言えそうです。