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エボラは予防接種でのノイラミニダーゼ阻害薬が効かない

エボラはエボラウイルスが感染することによっておこる病気で感染した動物の体液によって血液感染します。なので、体液のついたシーツに触れるだけでも感染することがありますが、空気を関しては発症しないので、インフルエンザの様にくしゃみによっては感染しません。しかし、吐血したものに触れるとエボラは感染するので注意が必要です。また、現在、エボラはワクチンが開発されていない、つまり、予防接種ができません。インフルエンザの予防接種にはノイラミニダーゼ阻害薬が使われています。ノイラミニダーゼはA型、B型インフルエンザの細胞遊離を抑えることによってインフルエンザウイルスの増殖を抑える事ができるのです。どうやって遊離を阻害しているのかというと、インフルエンザウイルスが持っているHAという物質と私たちがもっているシアル酸という物質の結合をノイラミニダーゼが切断し、インフルエンザウイルスは細胞外へ放出されます。しかし、このノイラミニダーゼの働きをノイラミニダーゼ阻害薬は邪魔するのです。そのことによりインフルエンザウイルスは遊離せず、増殖を抑えることができます。さて、エボラはRNAウイルス-のエンベロープ+で、インフルエンザと同じです。しかし、エボラはノイラミニダーゼを使って遊離しないのでタミフル等の薬やインフルエンザの予防接種を使うことはできません。なぜなら、エボラはノイラミニダーゼを使ってHAとシアル酸の切断をしないからです。ということで、エボラはノイラミニダーゼ阻害薬の予防接種はできないということになります。しかし、現在、RNAポリメラーゼ阻害剤としての薬が開発されてきています。このままいけば、インフルエンザのように予防接種ができるようになる日も近いかもしれません。